私がパチンコを始めた10年ぐらい前は、ホールに行くと友達同士できてキャッキャと楽しみながらノリ打ちする若者をよく見かけていましたが、最近はどのホールに行っても若者をあまり見かけなくなりました。
パチンコを遊戯する人の大半が爺さん婆さんです。
暇を持て余しているのか、パチンコ依存症で抜けれないからなのか分かりませんが、パチンコホールにも高齢化が加速しています。
2003年と2012年を比較すると、パチンコの参加率は10代男性は14.8%から2.0%に、20代男性は49.5%から18.1%に減少しています。
全世代でパチンコを打つ人が少なくなってきていますが、10代と20代は特に目立ちます。
なぜ若者はパチンコを敬遠するようになったのでしょう?
その理由を自分なりに考えてみました。
若者がパチンコをしなくなった理由
①負けやすくなったから
恐らく一番の理由でしょう。
昔であればイベント時は高設定、甘釘がゴロゴロ転がっていて、上手く立ち回れば長期的に見ても勝てる要素が沢山ありましたが、最近ではイベント規制の影響もあってか、どの日にどの台に座っても勝率は似たようなものです。
ある程度、立ち回り方で勝利の方程式みたいなものがあればのめり込むキッカケにもなりますが・・・
負けやすくなったと言うより、勉強すれば勝てる!と言う時代では無くなったことが大きいです。
②パチンコのイメージ悪化
パチンコのイメージは日に日に悪くなっています。
若者からしてみれば「パチンコ=ダサい」というイメージが染みついているので、心の奥底ではパチンコをしたいと思っても周りを気にしてパチンコを打てない若者もいると思います。(多分)
③演出の単調化、スペックの複雑化
パチンコに限っては、どの台を遊戯しても似たり寄ったりの演出です。
メーカーの開発者は本当にパチンコを打ったことがことがあるのか?と疑いたくなる演出ばかりです。
その反面、スペックは複雑化され、潜伏確変や小当たり、パチスロならゾーンなどいわゆる辞め時を分からなくさせています。(今に始まったことでは無いが・・・)
言い方は悪いですが、要は、ユーザーを騙して追加投資させるのがメーカー側の企みなんでしょうが、そんな手段を客を引き付けても逃げていくだけです。
お客さんから長時間遊戯してもらうのに、小当たりや潜伏でしか引っ張れないって・・・もっと面白い演出を考えて頂きたいですよね。
演出は好みがあるので何とも言えませんが、スペックに関してはもっと簡略化して欲しいですよね。
④欲のない若者の増加
これはパチンコの問題と言うより、若者側の問題ですね。
最近の若者は「大きくお金を稼ぐ!」と言う意識に欠けていて、とりあえず生活費さえあればいいや・・・と思っているので、パチンコに限らず短時間で大きく稼げるギャンブルに手を出そうとは思いません。
まー、単純にお金が無い!と言う理由も大きいでしょうが。
(良いことですが・・・)
⑤ゲームで遊べる
単純にパチンコやパチスロのゲーム性を楽しみたいだけであれば、今やパソコンやスマホのアプリで実際にホールで稼働している機種を気軽に打てるので、わざわざ高いお金を出してホールに行く必要も無くなりました。
⑥SNSの普及
私がパチンコを始めた時は、スマホのアプリやSNSといったコミュニティーツールはありませんでしたが、今や、アプリで暇つぶしが出来るし、TwitterやFacebook、Lineなど、いつでもどこでも友達と繋がっていれるので、若者は暇をもてあそぶことはありません。
パチンコを始めるキッカケとして「暇だから」という理由でパチンコを始めた人も結構いると思います。
今の若者は暇つぶしが簡単に出来るので、パチンコを始めてみようという発想が生まれないのかもしれません。